こんにちは、渋井です。
今回は「56design」というブランドネームについての話です。
話は今年の2月に遡ります。
さて、新しい取り組みを始めるにあたり、その内容や名称(ネーミング)を具体的に詰める必要がありました。
ぼくは特にネーミングは重要だと考えていました。仕事柄、ブランドのロゴをデザインさせていただいたり、VI(visual identity)やCI(corporate identity)を手掛けさせていただく機会も多いのですが、ネーミング自体にブランドのアイデンティティーや想いが込められている場合は、発信する側(ブランド)の気持ちを、受け手(ユーザー)がブランド名から感じることが出来ます。それがポリシーとして伝わり、信頼感にもつながるのです。
56designの場合も、そのネーミングに至るまでは様々な案が出ました。候補の中には造語やストレートな表現のものもあり、何度も何度もスタッフの間で「あーだこーだ」と意見交換しました。
そして最終的に、真矢さんといえば多くの方が思い浮かべるであろう「56」と、「モーターサイクルがあるライフスタイルに新しい提案をしていきたい」(=「ライフスタイルをデザインする提案」)という想いを込めた「design」を組み合わせて、「56design(フィフティーシックスデザイン)」に決まったのです。
56designのロゴには「life with motorcycles」というコピーがついています。56designのテーマそのものであり、それも含めて、56designのアイデンティティーです。ブランドのネーミングと合わせて、シンプルながら、世界中で理解していただけるコンセプトだと思っています。
もちろんそれには「いつか世界中で展開したい」という気持ちも込めていて、ポケバイからスタートして、世界を舞台に闘うまでになった真矢さんの経験から得た目標でもあります。夢は大きく、ですね。
余談ですが、SPIDI社にも、「MOTORSPORTS LIFESTYLE」というコピーがついています。もちろん意識していたわけではないのですが、なんとなく似ていて最初はビックリでした。こうした部分にも、同じ志しを持つパートナーの意味合いが感じられますね。